「あづま山の景観と自然環境を守る会」の会長として、早くから先達山の乱開発に疑義を唱え、市民に反対署名を求めるなど、精力的に活躍されてきた地元の芸術家の矢吹武さん。この度、矢吹さんは、先に制作・出版された「➀『雪うさぎの涙』(2024)、②『先達山・子ぐまの願い』(2026)に続く、第三作目の画集として「わが心のあづま山」を発表されました。
ここに、ご本人の許可を得て、全ページを掲載させていただきます。
➡ ③矢吹武『わが心のあづま山」(2026)
この三部作を通じて、あづまの山を見上げる福島の暮らしがかつてはどんなものであったか、そして先達山のメガソーラーと景観破壊によって奪われたものが何であったかを思い起こしつつ、画集の最後にある矢吹さんの言葉に耳を傾けましょう。
「・・・あづま山があっての私たちであり、私たちがあってのあづま山ではないのです。
このようなあづま山に対しては、景観を損なうようなことはあってはならず、畏敬の心を抱き続けなければいけないのです。
それを忘れたところに現代の風潮があるのではないでしょうか。
あづま山を中心に据えた先人の思いを大切にしてこそ、新しい文化や歴史の花が咲くのだと思います。」
それと同時に、私たちはこの惨状を前に自らを省み、何をなすべきかを問うべきです。
「ああ お前は何をして来たのだと… 吹き来る風が私に云ふ」
そして、同時に事業者、銀行、行政に対しても問うのを忘れてはなりません。
「ああ お前は何をしてくれたのだと…..すさんだ山がお前に云ふ」