福島市、光害調査結果を建設水道委員会で報告。50分以上も反射光が持続する地域も確認。ただし、市議委員の反応は鈍く、勉強・認識不足を露呈。市は近く報告書の公開を予定。

福島市が先月2月以来、行ってきた光害の現地調査結果の取りまとめを完了しました。この内容が、先週5月22日(金)の午後に市議会の建設水道委員会にて公式に報告されました。近く市のHPにて公開する予定とのことです。➡ 福島市先達山太陽光発電施設特設ページ。 また、これとは別途、事業者であるAC7/Amp社も調査結果を報告することを、自社のHPで公表しています。  ➡ 先達山太陽光発電所HP 反射光に関する現地調査(実査)の実施について
 これらの報告書の内容について、追って公表された後に論評するつもりですが、最も重要なことだけ速報としてお知らせします。
 昨年末にAC7社/Amp社が提出した「反射光予測報告書」の中では「反射光が届く 1 日当たりの時間数は 1~5 分/日程度と予測」とされていましたが、市側の現地調査の結果、実際には反射光の持続時間はそれよりもはるかに長く、場所によっては「50分以上」も続くことが確認されました。つまり、市街地において長時間に渡る「光害」が生じていることが市当局者によって確認されたのです。光害に悩まされて久しい住民から見れば「何をいまさら」との感がありますが、この事実が改めて市側によって正式に事実認定されたことの意味は大きいです。
 他方、このような市民にとって重要な情報は、いまだメディアによって全く報道されていません。なぜならば、この委員会にはほとんど傍聴者がいなかったからです。これは市側・議会側が、意図的と思わるほど、委員会の開催情報を限定的にしか公開してい結果であると思われます。今回、私たちも委員会に参加して初めて知ったのですが、福島市議会の傍聴に関しては、次のような制度的問題があり、市民の情報へのアクセスを阻んでいるのです。
1.福島市は、議会委員会予定について「令和8年5月の会議開催予定」として辛うじてHPで公表はしていますが、議事内容については明示しません。たとえば、5/22の水道建設委員会の報告内容は「委員長報告のまとめ」としか記載されておらず、市側の光害の調査が初めて公表されることなど、誰も知り得ない記載となっています。  
2.そもそも、福島市議会では「委員会における一般傍聴席の定員は原則5席で、先着順となります」と案内しており、極力、市民に聞かせたくない姿勢を前面に出しております。26万人の市民に対する報告の傍聴が「5人」だけで良いと考えている感覚。恐るべし、福島市です。
 参考 ➡ 福島市HP 議会を傍聴したいのですが? 
3.上記1,2の問題があるため、今回の委員会にはマスコミの傍聴や取材はゼロ。結果として、光害の調査報告は未だ全く市民に報道されなわかったわけです。今回、私たちは市議会関係者を通じて、光害の報告があることを直前に知らされてもらうという幸運に恵まれ、何とか傍聴できましたが、普段であれば、知らずに過ごしていたと思います。
 これを機会に、市民とマスコミで声を揃えて、福島市・議会側に、議会・委員会報告についての情報開示、傍聴のあり方について、改善を求めていきたいと思いました。

なお、こうした市民不在の委員会運営がながらく常態化し、市民からの視線に監視されることも少なかったためでしょう。今回の委員会を傍聴して分かったことは、報告する市側と議員の間には緊張感がなく、とくに議員側の勉強・認識不足が甚だしいということです。
 今回について言えば、光害の報告を受けて、あたかも初めて聞いたかのような稚拙な質疑を繰り返して恥じない議員が少なからずおり、思わずわが目を疑いました。これだけ市民を騒がせ、悩ませている先達山問題・光害について、市民の代表として真剣に考え、学び、行動する意思が乏しいことが、その質疑・言動・態度ににじみ出ているように思われました。
とりわけ、そうした印象を強く抱かせた議員は、小松良行、七島菜緒、太平洋人と、いずれも「真正会」所属の市議。同会派は先の3月議会でも、先達山問題について沈黙していましたが、やはり先達山には関心もなければ勉強もしないのでしょう。
 もっとも、3月議会で先達山問題を積極的に取り上げ、本会としても大いに評価した「真結の会」所属であっても、皆が本気なわけではなさそうです。
 参考 ➡福島市議会、先達山問題に関する質疑相次ぐ。真田広志市議が鋭い質問・問題提起。 
 参考 ➡宍戸一照市議、Amp社の名前を挙げて、緑化・光害について事業者の対応状況や市側の見解を質す
 今回、「真結の会」の二階堂武文氏が、委員会で行った質問は「先達山に事業者が植えるというアカマツには松くい虫はつかないのか?せっかく植えるなら虫に強い品種はどうか?」と言ったような内容。肝心の光害については何の関心も示さず、全くのピンボケもいいところです。しかも、この議員の地盤は、先達山の景観破壊で最も痛みを感じている庭坂なのですから、その感覚のずれにはもはや絶句です。こういう議員を選んでいる庭坂住民は特に反省すべきですが、やはり市民全体で市議全員に対して監視の目をいきわたらせる必要性を強く感じた次第です。こうした議員を選び続けている限り、先達山に春が来る日は遠いでしょうから。
 来月には6月議会が始まります。皆様、ぜひとも足しげく傍聴に通い、議員の発言・言動を注視しましょう。



コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA