Amp社の先達山事業にシンジゲートローンをアレンジしたSBI新生銀行より、本会からの二度目の質問状に対する回答が届きました。今回の質問状は新生銀行が、先達山への融資を決定した際に公表した「グリーンローン評価」の内容への疑問を中心としています。この「グリーンローン」とは、環境改善に資する優良案件に対する融資を指し、新生銀行はこの評価書の中で、先達山開発事業には環境的・社会的に大きな問題はなく、事業責任者であるAmp社に対しても信頼できる企業であると高く評価しております。これは先達山の開発現場とAmp社の住民対応を知る私たちには、到底、受け入れられない評価であり、疑問が尽きません。そこで今回、二度目の質問状を送らせて頂いた次第です。ありがたいことにSBI新生銀行はすべてに回答してくださいました。その回答内容には全く同意できない部分が多々ありますが、それでも全項目に丁寧に回答してくださった点に敬意と感謝の念を表したく思います。
なお、以下の質問状は、上述の通り、新生銀行の「グリーンローン評価書」を前提としております。つきましては、質問状の内容をご覧になる前に、まずは同行のHPで公開されている「グリーンローン評価書」にお目通しください。

本会からの質問事項は16項目あります。
以下では、本会の質問を最初に提示し、それに該当するSBI新生銀行のご回答を切り取って、質問の下部に並べる形式で紹介します。
なお、SBI新生銀行からの回答日は2025年6月25日。
すなわち、本会とAmp社との25/7/1の対話会の一週間前です。
つまり、Amp社は、融資元の銀行のがこうした丁寧な回答を寄せているにもかかわらず、これとは正反対に同じ質問をした本会代表に対して法的措置をほのめかしたり、住民への威嚇的言動をすることを止めなかったわけです。
この事実を念頭に、以下、赤枠内のSBI新生銀行の回答をお読みください。

「グリーンローン」の評価を維持するとは断言されませんでした。
しかし、「見直しも検討する」とも断言されません。
結局、「見直しの要否も含めて適切に検討」するというのは、何をするという意味でしょうか?
最後まで、明確な意思が読み取れませんでした。

評価時点ではなく、現時点での評価をお聞きしたのですが、明確なお答えがありませんでした。
なお、今後の回答でも、「Amp社に要請」ないし「働きかける」という言葉が、頻繁に用いられます。
しかし、私たちには、実にはむなしく響く言葉です。


Amp社から調整池からの許容放水量の算定方法について問題があったという報告はないとのこと。
しかし、報告がないからといって、問題がないということにはなりません。
ぜひとも第三者機関に再調査を依頼してほしいものです。

それでは、注視しましょう。Amp社が住民にも報告書を開示するかを。
もっとも、それに先立って、保護措置がとられた現場への見学機会も求める必要がありそうです。

融資元が運営体制の強化を継続的に要請してきたにもかかわらず、融資先のAmp社が対応せずに無視してきたこと自体が驚きです。
この間ずっと融資元として融資先を監督・指導できなかった銀行が、今更、「より強い働きかけ」をして効果があるとは思えません。
それに時すでに遅しです。もう乱開発は行われてしまったのですから。

Ampの行動に問題意識はある。
しかし、対応はあくまでも「働きかけ」程度。
結局、Amp社が何をしようと、そのまま傍観してきたというお答えに聞こえます。

これまた「働きかけ」。

先達山太陽光発電所のホームページをご覧ください。
いまだに(25/7/12)担当者名も連絡先もありません。
緊急事態にお問い合わせフォームを通じて知らるのでしょうか?
それにネットを使わない高齢者は地元にたくさんおります。
ようやく本会が強く求めて作った現場見学の申し込み。これが住民との連携体制における一定の進捗との評価とは・・・

融資元がAmp社に「改善を促し」ても、何の効果もないことは、本サイトの対話備忘録、対話会映像によって証明できます。
また、この回答を本会が受けた一週間後に、Amp社は公然と対話会にて、本会代表への法的措置をチラつかせ、住民からの猛反発を受けています。
融資元は、Amp社の行動を容認・放任しているとしか思えません。

Amp社が必要な対応と情報開示をしないがために市民や専門家が、必死に調査し、データを提供し、問題提起しているのです。
それなにの、融資元は相変わらわず、Amp社に「要請する」で終わりです。
Amp社に「開示させる」、「証明させる」という使役動詞は決して使われません。


やはり、融資元とAmp Energyとは直接のコンタクトはないとのこと。
しかし、「グリーンローン評価」時には、そのサステナビリティの取組は高く評価したという。
書類だけ読んで評価したということでしょうか。
ともあれ、融資元の役割は、Amp Energyの対応に憂慮することではありません。
住民の不安を解消できるよう融資元を指導することです。

引き続き要請、の定番回答。

これまでの曖昧な回答とは打って変わって、明確にNOと断言されました。
しかし、そう断言できる根拠が何であるかは、一切示されておりません。

融資元からの、この明確なお答えは心強いです
しかし、融資先に同じ質問をすると「名誉棄損」で訴えると法的措置を予告されました。
これを融資元としてどう説明されますか?

これも「働きかけ」どまり。
ただ、Amp社の金銭提供による地域社会の分断・対立については遺憾とのこと。


16問の質問中、融資元としての社会的責任・矜持を最も強く感じさせる回答であり、本会としても心から感謝申し上げます。
しかし、仮に匿名の地銀からの嫌がらせが止んでも、肝心の融資先であるAmp社が法的措置をチラつかせ、威嚇的言動で住民を脅かすような状況では、安心して意見を述べることなどできません。
本会関係者も、常に身辺に気を使わざるを得ず、心身共に疲弊しております。