無残な先達山の近況(2025年秋 売電開始前後)

この夏も福島盆地は暑かった。
でも、見上げる吾妻連峰からは、時折、風が吹いてくる時も。
ただ、その目線を遮るのは、醜すぎるメガソーラー。
これが、完成形だそうです。
これが当初計画通りに実施した工事の結果ですか?
これが事前予測通りの景観ですか?
あの、△おにぎり二つはなんですか?
ふつふつと湧き上がる怒りに、一時の涼風も台無し。
うだる暑さに、我らのいら立ちは募るばかり。
もうちょっと、離れて見ましょうか?
福島の吾妻連峰の景観が破壊されたって、こういうことです。
美しい山々と、汚らしい事業のコントラストって、こういうことです。
環境破壊型メガソーラーって、こういうことです。
住民の意見や感情そっちのけで、売電開始って、こういうことです。


秋の深まりと共に,吾妻の木々も色合いをかえていきます。
美しい紅葉の季節のはじまりです。
それに先んじて、朝には山頂に冠雪が見られるようになりました。
小学校で習いましたね。秋の定番。紅葉の歌。
♪あーかや きーいーろーの 色さーまーざーまーに みーずの上にーも 織ーるにーしきー
でも、現実はこうです。
♪はーげや くーろずーむ パーネールのせーいで
おーれの見慣れーた やーまーは なーしー。

さらにひどいのが。。
あれれ、 よく見てください。
はげた△おにぎり部分を。
赤や黄色の紅葉の真ん中のハゲに、今度は白き人工物が。
25/9/30の売電開始以降、突如、現れました
そして、どんどん、広がっています。
こうした作業の狙い、目的について、事業者からは何の事前説明もありません。
そもそも、事業責任者であるAmp社は、住民の前から雲隠れして久しいのです。
売電開始したなら、工事終わったんじゃないですか?
崩れた斜面でも直しているんですか?
こういう住民の抱く当然の問いは、住民自ら事業者を追いかけ、行政に問いかけ、労力と時間をかけないと答えが得られないのです。
もう事業者のやりたい放題です。福島の多くの人々が、自分の庭に外部者に土足で踏み込まれたような感覚を持つのは当然です。
「愁いの秋」なら多少なりともロマンチックな響きもあります。
でも、我々、福島の民には、「憂いの秋」しかありません。