『朝日新聞』、先達山開発を許可した福島県森林審議会の委員を取材

『朝日新聞』福島版(2025/10/17)は、先達山の開発を許可した福島県森林審議会の議事録を精査の上、審議に関わった委員に直接取材し、そのコメントを紹介しております。この審議の中では景観については議論がなされず、また審議委員の中には、許可後の工事が市民・県民に多大な不安や懸念を与えていることに深い憂慮・後悔を示している方もいるそうです。記事内容はこちら。 
 なお、本会が早くから指摘しているように、この審議会(に限らず、県の林地開発に関わる審議すべて)の議事録の重要な審議部分は、全面黒塗りにされており、その内容が市民・県民に公開されておりません(本サイトの「先達山概論④福島県の対応上の問題をご参照)。
 県側・事業者側は、先達山開発が法令にのっとった正当なものだと繰り返し主張していますが、実はそれがどのような審議や判断の結果なのかは、一切、明らかされていないのです。この重要部分が15ページにもわたって全面「黒塗」された森林審議会保全部会(21/10/13)の議事録全文はこちらです(本会HPの「福島県とAmp社」欄にも掲載)。全面まっくろな「のり弁」が、15ページにも渡って続く様は不気味としか言いようがありません。
 本会では、現在、この福島の文書の全面開示を求めて、福島県知事に対して申立てを行っております。しかし、すでに申立てから半年以上がたっても、他の案件の審議が立て込んでいることを理由に、申立てへの回答期日さえ示されておりません。これは福島の「森友文書」というべきでしょうか?ちなみに、「森友文書」の非開示は、長い裁判のすえに国が敗訴し、現在、公開が進められております(森友学園交渉記録情報公開訴訟 ご参照)。

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