2025年5月10日(土)に、Amp社日本事業代表のマルティン・シュタイン氏を迎えて、二度目の市民との対話会が開かれました。合計4時間にわたる質疑・対話が交わされましたが、本会や住民からの質問に対するAmp社の回答には不十分、場合によっては不誠実な内容が多々ありました。
そこで、本会は、次回はよりかみ合った議論や対話ができるように、Amp社に新たな提案を行い、対話継続を求めました。しかし、意外なことに、Amp社からは、今後、本会との対話会を拒否するとの回答が届きました。
以下は、5/10の対話会以後に、Amp社と交わしたやり取りです。

この対話記録は、本日25/5/31時点でものです。
今後、Amp社から回答あれば、随時、更新いたします。

まずは、こちらから対話会での約束の確認を求め、回答を得ました。
1)住民視察の機会は設けることを確約してくれました。
しかし、現場視察を新たに認めたのは、8名 x8回=64名。
5月10日の集会参加者だけ約150人。福島市の人口27万、うち先達山が視界に入る地域の人口は?
今後、さらに枠を増やしてくださるのでしょうか?

2)次回は言語の壁を考えて、英語を軸に、日本語訳をつけて話しましょう。
しかし、Amp社はこれを拒否。
通訳付きと言っているのに、頓珍漢な答えです。
3)次回の日程について調整
なんと「本会」を「福島市民」から分離し、今後「本会」との対話を拒否すると宣言。
代わりに「市民」向けにAmp社主催の説明会を開く意向とのこと。

4)Amp Energy(カナダ本社)への連絡について
5月10日の対話会でも、徹底してAmp Energyへの連絡取次を拒みましたが、改めてその方針を維持。
Amp社からの上記回答には重要な内容が含まれていましたので、改めて確認(5/16)と回答(5/17)を得た上で、再度、質問を送りました(5/20)。

その一連のやり取りが、こちらです。
1)Amp社は市民に現場視察を認めたとはいえ、そうした機会があることを広く市民に伝える意思はないようです。
結局、市民の大半が、その存在を知らないHPに視察案内を出しても、それに気が付く人はいなければ、意味がありません。
これで関心ある市民に現場視察の機会を設けたと言えるのでしょうか?

2)5月10日の対話会では、本来シュタイン氏が答えるべきものを、長谷部氏、鈴木氏が答えすぎていたにすぎません。
そもそも、シュタイン氏が答える必要があるか否かは、Amp社が決めることではありません。
それと、英語に日本語訳付けるのは「市民の方々を無視」していないからです。
Mr. Hasebe, do you get my point ? → 長谷部様、こちらの提案お分かりですか?)
こんな感じて逐次、訳をつけて、対話しましょうという提案です。

3)Amp社は、分離工作がお好きなようです。
「本会」と「福島市民」を分離。
「本会代表」と「副代表」を分離
こうして分離を重ねれば、悪者の「松谷」が孤立して残るという算段ですか?
かつて日本軍が中国大陸で行った「〇〇分離工作」を彷彿させます。
ただ、その工作の結末を知っている身としては苦笑するのみ。
しかし、今になって、5月10日の対話会は「時間の無駄」と切り捨てるのは笑えません。

私が5月10日に質問した内容が「勝手な見解」であったかは、映像や議事録を見た方にご判断願いましょう。
少なくとも、私の目には、長谷部様のご不満は、自社の企業的責任、事業運営体制、地元対策の透明性・公平性といった重要な問題に対して、自信をもって応えられないことへの苛立ちに起因するように思えました。

しかし、そうした苛立ちに囚われて、左の重要な事実を忘れてもらっては困ります。
ともあれ、これでAmp社は本当に本会との対話を打ち切る気でしょうか?
5月20日からすでに10日も返事がありません(5/31記述)
ここから以下は、2025年6月7日に情報を追加しました。

Amp社からは結局、二週間返事なし。
本会代表の問題提起・追及を理由に対話拒否とは、驚きです。
他方、本会副代表とは喜んで話を聞くそうなので、副代表から対話を申しいれました。

副代表とはAmp社も落ち着いてお話できるでしょうし、工事関係者と技術的な議論もできるでしょう。
それとは別に、きちんとAmp社主催の説明会も開いて頂きましょう。

最後の点は重要です。
本会との対話を拒む一方で、行政当局者には、本会との対話を、市民と対話していることの実績としてご報告されているご様子。
投資家にも同様の報告をされているのでしょう。

これに対するAmp社長谷部氏から回答がこちら。
対話の話はそらして、今度は、本会サイトの掲載情報にご不満のようで、本会だ表個人に対して法的措置をとると示唆してきました。
ちなみに長谷部氏がご不満の内容は5月10日よりはるか以前に本サイトに掲載された問題提起です。
これらに対して5月10日の対話会で答えると宣言した長谷部氏が、今度は手のひらを返して、問題提起自体を訴訟で封じこめたいようです。

5月10日で十分に答えられなかったことは、丁寧に調べ直して、住民に納得のいくように説明すればよいところを、問題提起者個人を訴訟すると言って威嚇です。
5月10日の対話会でも申し上げているように、Amp社が自社のHPを作成し、詳しく自社の来歴、人事、活動業績など、社会や住民の求める情報を進んで公開すれば、住民がわざわざ調査し、注視する必要性も低下するのに、Amp社はなぜそれができないのでしょう?

ともあれ、地元住民の会の代表個人を標的とし、法的措置を示唆して威嚇する対応が、Amp社の流儀のようです。
このような企業が住民の安全や安心、生命や財産を守ることに責任を負うとは到底思われません。
副代表から冷静かつ凛としたお返事を送りました。

こちらは福島の地に根を張って生きる身。このような脅しに屈しるわけにはいきません。
引き続き、Amp社が、さまざまな理由をつけて、約束を不履行で終わらせないよう注視は続けます。

また、Amp社のような企業に住民対応を委ね、売電利益を目的に融資・投資を続ける企業の社会的責任にも注視を続けます。
さらに、こうした企業に開発許可を与えながら、その後の同社の工事や住民対応上のトラブルに対して、指導や監督が不十分である福島県と福島市の責任についても、広く住民の皆さん共に考えていきたいです。
ここから以下は、25/7/1の対話会を終えた後、25/7/11に情報を追加しました。

さて、6/7付の本会副代表から、Amp社の不当な要求を斥ける返事を出したのは、上掲の通りです。
これに対する長谷部氏の回答がこちら。
相変わらず、代表の松谷が法令違反をしていると決めつけたうえで、執拗に代表外しを求めます。
そして、本会の分断を図るため、副代表の梅宮・松浦とは対話したい。「別途、ご連絡する」との通知です。
「別途、ご連絡」なんとなく怪しげな響きです。

この10分後に、長谷部氏が松谷だけを外し、副代表2名宛に送ったメールがこちら。
なんと、6/7付の副代表のメールについて「文面を読めば誰が書いているのわかるので、別メールで連絡した」とのこと。
つまり、長谷部氏は、Amp社の不当な要求を斥けるメールは、副代表の梅宮本人ではなく、松谷が代筆したと思っていたのです。
うちの副代表には自分の意志がなく、単なる飾りとでも思っているのでしょうか?
完全にうちの副代表をなめてます。
(以下、この長谷部氏から「裏メール」に関する副代表とのやり取りは、背景の色を濃くして「表メール」とは区別します。)

この「裏メール」を受けて、副代表は、念のため、長谷部氏の発言の意図を確認します。
そのうえで、長谷部氏が裏で何を話したいのか直接確かめるべく、面談には応じる旨を伝えます。
他方で、Amp社が住民対話を先延ばししないように早期開催と、マルティンCEO、工事施工担当の奥村組・東芝プラントの同席を求めます。

また、副代表と個別に会うなら、その際に対話会の日程も決めてしまおうと提案します。

他方で、6/9日付の長谷部氏からの「表メール」に対してが、その不当な要求や言動を断固斥ける旨のメールを出します。
おそらく、長谷部氏は、これも代表が代筆していると思うのでしょう。(実際に、後にそうであったことが判明します)
うちの副代表は、代表に負けず劣らず、舌鋒鋭いのですよ。

長谷部氏が、何とか代表だけを外そうと、返信メールの宛先からも代表のアドレスを外した幼稚な行動についても反省を迫ります。
まさに副代表のおっしゃる通り、長谷部氏の行動は子供じみています。
我々は、Amp社の開発行為に対する被害住民であり、松谷はその抗議意志を代表する人間のひとりなのです。
生業を抱えつつ、空いた時間で必死にAmp社に先達山事業の問題を訴えているんです。
子供のケンカじゃないんです。
法的措置をほのめかした脅迫にも、断固抗議します。

訴訟するというなら、法務担当で弁護士でもある長谷部先生に、具体的に法令違反の内容を丁寧にご説明頂きましょう。
それと、忘れないでくださいね。
Amp社は、自社が主催する説明会を開催する方向と発言されています。約束は守ってくださいますよね?
(でも、それから1カ月過ぎた7/11時点でもAmp社は説明会を開催しておりません。有言不実行は、もはやAmp社の企業文化と言えましょう)

どうやら、この副代表からの断固たる抗議に、長谷部氏は少々動揺したようです。
それでも、長谷部氏は、こんな強い抗議は、松谷が梅宮のメールアカウントを勝手に使っているからだと信じて疑いません。
とはいえ、万一、梅宮本人からのメールである可能性も考えて、今度は梅宮のアドレスを外して、もう一人の副代表である松浦宛に探りを入れる別の「裏メール」を送ります。
そして、自分から携帯番号を示して、個別に話したいと持ち掛けました。
そんなに急いで個別に会って、何か「裏ディール」でもしたかったんでしょうか?

その一方で、長谷部氏は6/11付けの副代表から「表メール」には、つなぎの返事を入れます。
宛先が「梅宮」と「松谷」!
「松浦」ですよ。失礼な。
それとも「松谷=梅宮=松浦」と同人説をご信奉されていたのもかも。
でも、うちの副代表は、そんな皮肉も言わず、淡々と返事。
しかし、Amp社からはすぐに返事なく催促。相変わらずの遅延作戦でしょうか?

催促されて、ようやく送られてきた返事がこちら。
なんと、自分たちが対話に応じてやる条件を示してきました。
まずは、奥村組と東芝プラントの同席を求めた本会の要望を「松谷の言動」を理由に断ります。
具体的に「問題視」された言動を明示しないまま、代表の信頼を落としめたいようです。
後日、奥村組、東芝プラントに事実を確認してみましょう。
その一方で、Amp社は自社について弁明をする時間を求めつつ、

本会からの質問については「発電所」に限るように一方的に要求します。
これは、Amp社の運営体制、企業的責任などについては聞くな、という意味のようです。
そして最後に、対話に応じてやるのは、これが最後だとの通告です。
後はAmp主催の説明会で話すそうです。
しかし、これが今日(7/11でも実現していないことは上述の通りです
「検討」とは、「可能な限り先延ばしにする」という意味でしょうか?

本会が、このAmp社の一方的な条件を拒否することは簡単でした。
しかし、拒否すれば、Amp社はそれを理由にどんどん対話会の開催を先送りし、住民への説明責任を回避するのは目に見ています。
そこで、熟慮の末、一旦は条件を飲んで、Amp社を対話会に参加させることを最優先することにしました。

そこで、これ以上、Amp社に対して条件撤回は求めず、同社の対話会への参加と開催日時を確定させるべく、副代表が左の返事を送りました。

この決定と通知に先立って、先に長谷部氏から個別の「裏メール」を受け取っていた副代表・松浦からは、長谷部氏に左のメールを送りました。
長谷部氏からの猛烈な個別面談の「お誘い」はお断りしました。
ただし、対話会を前提に、副代表2名と長谷部氏が会って話し合いたいなら、これに応じる旨を伝えました。

これに対する長谷部氏からの返事は無し。
自分から携帯番号を開示し、松浦個人に何か「裏ディール」を求めるような勢いだったのに、断られたら、それっきりのようです。

他方、代わりに送られてきたのが、梅宮副代表宛てに、対話に応じるとの淡々としたお返事。
なんだか急に大人しいトーンで奇妙です。不可解なお返事です。
ともあれ、こうした苦心惨憺の経緯の末に開催されたのが、7月1日(火)の対話会です。
ここまでお読みになってくださった皆様。
この間、Amp社がいかに稚拙な論理で、執拗に代表外しを迫っていたこと。
Amp社がいかに舞台裏で陰険な分断工作や「裏ディール」を画策していたこと。
そして、本会がいかに苦心と妥協を重ねて、何とかAmp社を住民・市民との前に立たせることができたこと。
お分かりいただけでしょうか。
福島の皆さま、上記のやり取りを見て、福島人がバカにされているとお感じになりませんか?
そして、Amp社を信頼し、住民対応を任せ続けてきた融資銀行・投資企業の皆さま。
上記のやり取りを含め、これまでの本会とAmp社との対話備忘録、映像記録、議事録を改めて精査してください。
Amp社が住民の信頼に応えられないどころか、住民を愚弄し、分断し、抑圧する企業である証拠は見つかりませんか?
Amp社事業を資金面で支え、Amp社に住民対応を任せ続けている以上、皆様の会社もまた責任を免れません。
最後にAmp社と対峙する住民の苦労・苦悩を横目で見ながら、一切介入せず、傍観を決め込んでいる福島県・福島市の行政当局の皆さま。
皆様は県民・市民のための公僕、すなわちPublic Servantです。
Amp社はじめ企業利益のServantになっていませんか?今いちど胸に手を当てて考えてみてください。