山とは、森とは何だったのだろう?

私たち、福島市、福島県のシンボルである吾妻山にどれ程愛着を持っていたことでしょう。その直下の先達山に突如出現し、際限なく広がっていくメガソーラー建設に憤りを覚えています。何故メガソーラーがダメなのか。どうしてこんなに不愉快なのか。災害の危険性、景観の悪化、「再エネ」という大義名分の自然破壊・・・挙げるときりがありません。

しかし本来の「山」や「森」の機能を失うということが、どれ程の痛みを伴うものなのか、もう一度原点に立ち返ってみたいのです。

当たり前のように「山」や「森」の恩恵に与ってきた私たち人間です。「山」と「森」の空間では何百年もの間、静かに、そして厳かにあらゆる生物が育まれています。「山」と「森」はこれらを養うための水・土壌を生み出しています。その見事な循環の一部に人間も組み込まれていることを忘れてしまっていないでしょうか。言うまでもなくこの水・土壌は決して人間自身の手では作り出すことが出来ない事実も。。「人間こそが万能」という驕りそのものがメガソーラーに表れているのではないでしょうか。

日頃見慣れている、自然環境は幾千年の時を経て形成されてきたものです。この偉大な自然を今までもこれからも、後世の人類(子供達)、生きとし生ける全てのものに残していくことを忘れてはならない。

その気付きに導いてくれる素晴らしい紙芝居動画がございます。是非こちらからご視聴いただき、人間の営みとはどうやって成り立っているのかをもう一度確認してみませんか?

タイトルは森の紙芝居「シンタローのぼうけん」。全三話です。ごゆっくりお楽しみください。