福島のテレビ局、売電開始への批判的報道で足並みそろう

本日、Amp社が主導してきた先達山メガソーラーが売電を開始したそうです。本来、福島の地元住民が望み、支持されるような施設であれば、開所式でも開いて、市長がテープカットでもするところでしょう。しかし、Amp社は売電開始の事実を全く住民に説明も通知も公表もしておりません。また、Amp社は最後まで光害、土砂崩れ危険性、その他住民側の懸念や質問にを無視したままです。それでも、行政当局はこれを認め、売電を許したようであり、改めて行政の恐ろしさを感じます
 ともあれ、これにより、Amp社もちろん、この事業の最大融資企業であるSBI新生銀行、協調融資した東邦銀行や七十七銀行などの地銀、そして最大投資家のZエナジーなどは莫大な利益を手にすることになりました。
 ただし、本日の売電開始を、地元テレビは一斉に批判的論調で報じてました。先達山のメガソーラーが福島の人々に苦痛をもたらす迷惑施設であることは、先日の福島市議会の景観回復を求める決議で示されたように、すでに誰の目にも明らかなわけですから、地元メディアが批判的に報じるのは、当然と言えば当然です。とはいえ、地元局の中には、これまで先達山問題の報道に消極的な局もありましたので、遅ればせながら、ここにきて地元局が批判的論調で足並みを揃えたことは嬉しい変化です。以下、代表的なニュースのリンクです。

福島テレビ(FTV) 景観悪化とまぶしい太陽光パネル 課題解決しないままメガソーラーが商業運転開始 住民の声置き去りに
テレビユー福島(TUF) 福島・先達山メガソーラーが商業運転開始 市民団体「新たな戦い」事業者もコメント
福島中央テレビ(FCT) 福島市先達山の太陽光発電所が商業運転開始 危険性を指摘していた団体は業者側の対応批判
福島放送(KFB)  先達山のメガソーラー 売電を開始(福島)
NHK    福島市先達山の“メガソーラー” 住民反発のなか商業運転開始 *ネット公開されていないが、夕方には記者解説付きの更に詳しい報道あり

この報道を一過性のものに終わらせないためにも、福島の住民による先達山への関心と「注視」活動の維持、拡大に頑張らねばなりません。


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